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2024年6月18日17寺23分に期限が切れます。

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🖥️ミニPCをもう一台買ってしまった話
(OSインストール&初期設定編)

OSインスコの流れ

さっそく,焼き入れ済みのUSBを使ってDragonFly BSDのインストールを試みます.やり方は定番のアレです.

公式のダウンロードページから.isoファイルを取得し,Windows上でRufusを使ってブート用USBメモリを作成.

そしてPCのBIOS画面を開き,ブート優先度をUSBが一番上になるように設定します.

これで完璧.あとはUSBから起動して,DragonFly BSDの世界が目の前に広がるはず——


Windows起動画面

……と思いきや,なぜかWindowsが起動しました.え???なんで???

そこから原因究明フェーズに突入. Secure Bootを無効にしてみたり,CSM(レガシーブート)を確認してみたり(ちなみに書き込み時点でCSM無効), 果ては「DragonFly BSDってUEFI非対応なのでは!?」という情報をもとに,FreeBSDのブートローダを引っ張ってきて無理やり起動させようとしたりと,カオスな試行錯誤の時間が始まります (これはこれでOSの深淵を覗く楽しい時間ではあるけれど🤣).


そして,1日が溶けた...

結局のところ原因はシンプルで,「.isoファイル」ではなく「.imgファイル」を使ってUSBを焼けばあっさり起動しました.なんだったんだこの時間……

DragonFlyBSD起動画面

↑ なんかエラー出てるけど,もはや気にしないことにします.

熱を感知するインターフェースが認識できない的なエラーらしい


インストール手順

起動さえしてしまえばあとはシンプルです.表示の指示どおりに進めれば問題なし.まずはrootでログインして,installerと打ち込みます.

コマンドを入力するとインストーラのメニューが出てきました.何も考えずに「Install DragonFly BSD」を選択.

DragonFlyBSD起動画面

次の画面ではいろいろ書いてあってよくわかりませんが,「今あるディスクのデータ消えますよ!」と忠告されていることはわかります.まぁそうだろうなって話なのでそのまま進みます.

DragonFlyBSD起動画面

さらに進めると「UEFI or BIOS?」と聞かれました. ここは迷わずUEFI.最近のPCは大体UEFIですし,なんかUEFIのほうが優れてるって聞いたことあるので..

DragonFlyBSD起動画面

続いてインストール先ディスクを選択します.今回は容量で判断して,間違いないだろうというものを選びました.

DragonFlyBSD起動画面

またもや「ホントに消えますけどいいの?」と念押しされましたが,ここまで来て「やっぱやめときます」とか無理なので,突っ込みます😣

DragonFlyBSD起動画面

フォーマットが完了しました.ついにWindows Proがお陀仏に.一方でうちのメインPCはまだWindows Home Editionというこの切なさ……

DragonFlyBSD起動画面

ファイルシステムとパーティション設定

ファイルシステムの選択ですが,知識がなかったのでおすすめのHammer2を素直に選択.

DragonFlyBSD起動画面

パーティション設定ではよく見る/bootやswapに加えて,見慣れない/buildというパーティションが提案されていました.

DragonFlyBSD起動画面

調べてみると,/usr/objや/var/crashなどの一時ファイルを置いて,カーネルやOSの再構築を行うための領域とのこと.
つまり,自分でOSをビルドしようとする猛者向けというわけですね.
私は今のところそこまでの予定はないので,/buildは削除してシンプルな構成にしました.すると右図のような(たぶん)その影響が反映された表示が.

DragonFlyBSD起動画面DragonFlyBSD起動画面

インストール完了から初期設定へ

いよいよインストールが始まります.

「休憩してきな」と言われたので,他のやること片付けようかと思ったら……1分で終わった.さすがSSD!

DragonFlyBSD起動画面DragonFlyBSD起動画面

インストール完了後,今度は初期設定です.後から設定もできるそうですが,わざわざコマンド調べるのが面倒なので,ここで済ませておきます.

DragonFlyBSD起動画面

●タイムゾーンの設定

「マシンのローカル時刻にしますか?それともUTCにしますか?」的な問い.

よくわからないので,説明のとおり「No」を選ぶべきところ……なんとなく「Yes」で突き進んでしまいました.
が,NTPサーバとして利用するならUTCのほうが良いらしいので,結果オーライ?

DragonFlyBSD起動画面

地域はJapanを選んで完了.やらかしつつも命拾いしました.


●日付と時刻の設定

日付は合っていたので,そのままデフォルトで設定しました.

DragonFlyBSD起動画面

●キーボードの設定

日本語配列である,"< jp.106.kbd >"を選択しました.

DragonFlyBSD起動画面

●rootパスワードの設定

rootパスワードも忘れないように設定.

DragonFlyBSD起動画面

●ユーザーの追加

Home DirectoryやUser IDなど空白でも良いと言われた項目はそのまま空白に.
Real Nameも空白でOKでした.

DragonFlyBSD起動画面

●ホスト名・ドメイン名の登録

ここもとくに問題なく設定.

DragonFlyBSD起動画面

●コンソールのフォント・スクリーンマップ設定

両方ともデフォルトのままで進めました.

DragonFlyBSD起動画面 DragonFlyBSD起動画面

すべての設定が完了したら,Welcome Menuに戻りrebootで再起動.

再起動を行ったところ,こんなエラーが..

The operating system has halted.
Please press any key to reboot.

カーネルパニックだそうですが,電源ぶっちしてUSB抜いて電源オンにしたら普通に起動したので大丈夫なのかな?

何はともあれ,DragonFly BSDのインストール&初期設定は完了となりました🎉やったぜ!

(続く...)